こどのものプログラミング教育を考えるメディア

「プログラミング」ができれば本当に就職に強くなるの?初心者ママが知るべき多様な働き方

エンジニアと呼ばれる人々は、一体どのような会社でどのような仕事をしているのか? 調査したところ、6割もの人が「わからない」と回答。初心者向けに解説する。 6割の人がSE・PGの働き方をよく知らない インターネット上が日常生活に欠かせなくなった現代。 一度検索すれば数多くのWEBサイトやアプリが出てくるが、その裏には必ず開発や運用を請け負う「システムエンジニア(…
このエントリーをはてなブックマークに追加



エンジニアと呼ばれる人々は、一体どのような会社でどのような仕事をしているのか?
調査したところ、6割もの人が「わからない」と回答。初心者向けに解説する。


6割の人がSE・PGの働き方をよく知らない

インターネット上が日常生活に欠かせなくなった現代。
一度検索すれば数多くのWEBサイトやアプリが出てくるが、その裏には必ず開発や運用を請け負う「システムエンジニア(SE)」や「プログラマー(PG)」が存在している。

理系、時には文系の就職として今では一般的になったこの職業だが、その働き方を詳しく知っている人は、世代によって隔たりがあるはずだ。
一体、彼らはどんな会社のどのような部署で働いているのか……。

今回、当サイトでは全国の小学校~高校の子どもを持つ、親たち111名に調査を行なった。内容は以下のとおりである。

【「プログラマー」や「システムエンジニア」と呼ばれる人たちが、どのような会社のどのような部署で働いているか知っていますか?】
・わかる  40.5%
・わからない 59.5%

このサイトを訪れる人の少なくない人は、すでにプログラミングやプログラミング教育に比較的詳しい人だろう。
しかし、世の中の平均はこの程度であり、未だ6割近い人がSEおよびPGのリアルな働き方を知らないようだ。

research1


おもしろ?回答を一挙紹介

では、実際にどんな回答があったのか。まずは、「わかる」と答えた人のものを見てみると……

・社内システム開発や顧客の社内システムを開発している。自社で働くこともあれば、外部に常駐することもあったと記憶している(男性/42歳/会社経営・役員)

・システム課や開発課に属し、社内システムの開発・保守・運用をする(女性/49歳/主婦)

・ソフトの会社で多くが働いている。が、ハードの会社(機器などを製造している)会社にもいる(男性/66歳/会社経営・役員)

・その会社で使用するシステムを開発する人もいれば、ITベンチャーでゲームアプリを開発している人もいる。一括りに言うのは難しい(女性/43歳/主婦)

・あらゆるシステムのコンピュータプログラム。銀行システム、発券機など多数。スーパー銭湯の顧客管理システムの開発をしていた友人を知っている(男性/39歳/コンピュータ関連以外の技術職)



では反対に、「わからない」と答えた人の回答を見てみよう。

・IT企業で働いていることくらいしか知りません(女性/53歳/主婦)

・ウェブでページを作ったりする仕事(女性/39歳/主婦)

・駅の近くでやってるパソコン教室的な?(女性/34歳/主婦)

・ブラック企業で大手電機メーカの下請け?(男性/53歳/コンピュータ関連技術職)

・だからわからないって。おこるぜ(男性/42歳/コンピュータ関連以外の技術職)

IT企業、ブラック企業など、SE・PGに対して漠然としたイメージを抱いている意見から、怒りを露わにするものまで……。
エンジニアがもしパソコン教室にしか就職できなければ、きっと路頭に迷う人が何百万人も出てくることだろう。


働き方を簡単に紹介

詳しい人にとっては当たり前の事実かもしれないが、一口にエンジニアと言っても、働き方やその内容はさまざま。

(1)自社か客先常駐か
普通のサラリーマンであれば基本は自社内で仕事を行うが、システム開発会社には古くから「客先常駐」というものがある。これはエンジニアを取引先に派遣し、そこで働かせる労働スタイルだ。取引先にとっては安心感が高く、派遣するシステム会社としても、イチから開発を請け負うよりも確実に利益を確保することができるために普及した。

しかし、社外の人間にどうしても遠慮しながら働くことになりやすいため、エンジニアの精神的な摩耗が激しい面や、自社への帰属意識が育ちにくいなどの問題もある。

(2)インフラからアプリのフロントまで
企業内システムや顧客サービスの開発・運用や、通信ネットワークの管理などを受け持つ「インフラエンジニア」は、いわば”縁の下の力持ち”的な存在。必要不可欠な存在だが、その働きは普段あまり表に出てこない。
一方、「フロントエンジニア」と呼ばれる人々は、ユーザーの目に触れる部分の設計・実装を担当。華やかなアプリやWEBサービスになるかは、彼らの腕の見せ所だ。



仕事内容が違えば、求められるスキルもセンスも変わってくるのがエンジニアという職業。都内某ソーシャルゲーム会社に新卒で入社したMさん(23歳・女性)は次のように語る。

「うちの会社では、PCマニアで『出来る人』ほど、裏方の社内インフラへと引きぬかれます。社内システムがかなり大規模なのもあるし、やっていることも難しいので生半可な知識じゃ太刀打ちできないんです。
一方、フロントエンジニアは色彩やデザインのセンスが大事だったので、女性の割合も多かったですね」


Suicaだってエンジニアなくしては成立しない

身近過ぎて意識することも少ないかもしれないが、「Suica」のシステムだってエンジニアの仕事である。

「ピッ」と読み取ったデータを改札→駅→中央サーバに送信し、0.1秒以内に処理を行なって客へとカードを返却しているのだ。

このように、エンジニアという仕事は日常のあらゆる場所に存在している。便利な生活は、彼らの存在なくして成立し得ないのだ。





【調査概要】
方法:インターネット調査
調査期間:2016年8月2日~2016年8月11日
対象:全国の「自分は教育熱心である」と答えたパパ・ママ111名