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2018.6.12
2018.6.12

VSNが小学校で無料提供する「ロジカルシンキング授業」の様子をレポート!

今回は、エンジニア人材サービスを行う株式会社VSN(https://www.vsn.co.jp/)が、
プログラミングを行ううえで、必須と言われている「ロジカルシンキング」の授業を、
小学校に無料提供を開始したというので、その現場に伺ってみた。

場所は、東京都あきる野市にある私立菅生学園初等学校だ。

大きく二つの構成で作られた授業のうち、
まず一つ目は、プロのコンサルタントが最初に学ぶという、
一般的・普遍的な前提から、より個別的・特殊的な結論を得る論理的推論の方法である
「演繹法」(えんえきほう)が、取り入れられており、東京から大阪までの行き方(移動手段)を大きく三つに分類させ、さらにその三つから数多く派生させるという内容だ。
子どもたちはグループに分かれ、激しく意見がぶつかりあう中、大人では到底思いつかないアイデアを、次々と用意された図に書き込んでいた。

用意された演繹法の図にアイデアを記入していく子どもたち。

アイデアの裾野が広がり過ぎて紙面が足りなくなるグループも多かったが、
事前に伝えられたルールは、しっかりと守られていたのも特徴的で教員のみなさんが深く関心する場面もあった。

次に、あらかじめ用意された数十種類ストーリー(マンガのコマのようなモノ)を組み合わせて、
一つの物語りを完成させる授業。
ここで重要なのは、如何にその内容に矛盾点がないか、つじつまがきちんと合った物語りを
作っていくかによって“物事を整理して考えるスキル”が身につくという仕組みだ。

一つ目の授業と同じようにチームによって一つひとつを繋ぎ合わせていくのだが、“トイレネタ”など、子どもが喜ぶ要素もしっかりと盛込まれている。

いずれの授業もVSNのオリジナルだが、その完成度は高く、子どもたちは休憩時間も席を離れずのめり込んでいた。

授業後のアンケートでも多くの子どもたちが「また続きをやりたい」「モノを整理して考えられるようになった」等、ポジティブな感想が目立った。

あっという間な2時限の授業だったが、この授業で学んだ内容を活かしながら次はいよいよ「プログラミング」授業に入っていく予定だという。その様子もお届けしたい。

本プロジェクトには、他からも多くの依頼が殺到しているらしい。
まさに、時代を物語っていると言っても過言ではない。

こどものミライ