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2016.7.10
2016.7.10

プログラミング教育のメリットとは?生き抜くために必要な5つの力が身につく!

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子どもの習い事として、プログラミング教室が人気です。これは、2012年から公立中学校でプログラミング教育が必修化されたことに加え、2020年から小学校にもプログラミング教育の導入が検討されている背景が色濃く出ている結果と言えるでしょう。
子供達がプログラミングを学ぶことで、何を得ることができるのでしょうか?今回は、プログラミング教育を通じて、養うことができる「5つの力」について紹介したいと思います。

1. プログラミング力

1つ目に紹介するのは、「プログラミング力」です。しかし、子ども向けに用いられる「スクラッチ」のような言語は、一般的なJavaやC++といったプログラミング言語とは異なり、ビジュアル重視で組み立てるものです。そのため、現在のプログラミング教育を経たからといって、高いプログラミング力が身につくわけではありません。
しかし、プログラミングをする能力だけが力ではありません。プログラミングの概念や原理原則、構造を身につけておけば、それらがプログラミング力を伸ばす素となるのです。
将来プログラマーになるつもりがなくても、ITとビジネスは密接な関係です。つまり、プログラミングはできなくとも、プログラミングに対する知見が深ければ活躍できる場所は用意されています。そういう意味では広義のプログラミング力を身につけておくのは、とても大切なことと言えるでしょう。

2.論理思考能力

プログラムを作成するためには、論理的に考える力が必要不可欠です。例えば、どういった処理をさせたいのかを考え、その考えを具体にし、そのために必要な処理を一つ一つ積み上げなければいけません。その際、条件分岐や繰り返しなども考慮し、処理に漏れやダブりがないよう配慮する必要もあります。
その一連のなかで経験を積み、社会でも通用するような論理思考能力を養成することができます。プログラミング以外でも目的を明確化し、そこまでのプロセスを漏れなくダブりなく網羅できる能力は通用するものといえます。

3.問題解決能力

プログラミングには、バグがつきものです。意図したとおりに機能しなかったり、原因がすぐには分からなかったりと、エラーが発生しては進捗を否応なくストップさせられるような事態は度々起こります。こうしたトラブルにも、自分の頭で考えて試行錯誤し、原因と対応策を突き止めることは子どもたちにとって貴重な経験となることでしょう。

4.自発的な学習能力

プログラミングは、インターネット上にリファレンス(参照図書、アーカイブ)がたくさんあります。そのため、指導者から少しでも教えてもらえれば、それをきっかけに自発的に学ぶようになるでしょう。また、それはプログラミングだけではなく、算数や理科、社会など他の教科にも広がると思います。
しかし、その時に注意しなければいけないのが、インターネットリテラシーの教育です。
インターネット上には不必要な情報やデマもたくさんあります。個人情報の取り扱いについても、しっかりとした認識を持たせなければ危険です。まずはインターネットとは公的なものであること、その中で情の取捨選択について、しっかり元のソースを確認させることを徹底させなければいけません。

5.創造力と自己実現能力

プログラミングは、頭に描いたものを簡単に実現できるポテンシャルを秘めています。例えば、「筆箱に入れている消しゴムの残量が少なくなったら自動注文する」「毎日の宿題の出来をスコアリングして、ゲーム性を持たせる」など、思い浮かんだアイディアを形にできるのがプログラミングの力なのです。
出来ることが増えれば、必然的に創作の広がりも見えてきます。プログラミング教育は創造力と自己実現能力をセットで引き伸ばしてくれる、ドライバーとも言える存在なのかもしれません。

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