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2016.10.20
2016.10.20

ダンスとプログラミングも必修化科目に!パパ・ママたちの気持ちを探ってみました。

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すでに必修化になったダンスと、今後そうなるプログラミング。
どちらも「必修にする必要がある?」という意見が少なくない様子ですが、より不要と考えられているのはどちらでしょうか?
世の中のパパ・ママの意見を聞いてみました。

ダンスとプログラミングが必修科目に パパ・ママはどう思ってる?

平成20年に文部科学省の発表した学習指導要領により、2011年から全国の小中高校において、「ダンス」が体育の授業に導入された。
発表によると、「イメージをとらえた表現や踊りを通した交流を通して仲間とのコミュニケーションを豊かにする」というのが導入の目的だそうだ。
自己表現やコミュニケーション能力が強く求められる現代においては、大切なことであろう。
しかし、このように新しい内容の教育が導入されるときには、子どもたちのみならず、保護者からも疑問の声が出るもの。
また、指導する側の教員たちからも、批判の声が相次いだ。
同じような反応は、2020年から小学校での必修化が検討されている「プログラミング」でも見ることができる。
では、果たして世のパパ・ママはダンスとプログラミングでは、どちらが「必要性が低い」と感じているのだろうか?

プログラミングのほうが必修化賛成多数と判明!

結果、僅差ではあるがダンスのほうが「必修化の必要性が低い」と考えられていることがわかった。
該当者の意見を抜粋すると・・・

・やはりこれからの時代はプログラミングでしょう!ダンスは部活でやりたい子だけがやればよい(女性/52歳/主婦)
・生活にそれほど必要ではない。ダンススクールも余るほどあるし、実際、習い事だとしてもすでに身近な存在だと思う。プログラミングは習う機会もないので貴重じゃないでしょうか?(女性/50歳/主婦)
・ダンスは個人差があり過ぎると思う。センスのない子がやったらかわいそうだし、イジメにもつながりそう(男性・58歳・営業販売)
・一体どこで踊るんだろうか?あと、日本人はダンスは似合わないと思う(女性/29歳/主婦)
・特に将来に結びつかないから。大人になってから役に立つことのほうがいいと思う(女性/39歳/主婦)

など、実用性や時代性のなさがダンスを必修化の必要性が低いと考える理由とみることが出来る。

ダンス支持派の声も

では、逆に「ダンスのほうが必修化にふさわしい」と考えている人は、どんな理由なのだろうか?

・プログラミングに興味がなければ必要ないと思う。いくらそういう人材が必要になるとは言え、全員がなるわけではないし(女性/33歳/主婦)
・専門性が高すぎると思う。小学生が習って理解できるのか……?(男性・52歳・販売営業)
・プログラミングは全員に一斉に教えるのが難しいと思うから。高度なことをするわけだし、サポートが必要。ダンスは教え合えるけど、PCはそうはいかない気がする(女性/38歳/主婦)

まず、もっとも多く見られたのは「全員が習う必要はない」というもの。
子どもの頃からスマホを持ち歩いている現代っ子でも、「プログラミング」までいくと「話は別」だと親が考えるのかもしれない。
また、同時に「専門性が高いため、教師が一度に教えるのが難しい」という現実的な意見も。
たしかに、プログラミング教育において「指導人材」の養成・確保は急務とされている。
そして、意外に多かったのが「ダンスは健康的でいい」という回答。

・ダンスは身体を動かすことでストレス発散にもなるから(女性/51歳/主婦)
・全員がプログラミングを学ぶ必要はなく、それよりは、アナログで体を動かすことが楽しいと、全員が感じることが大切だと思う(男性/54歳/人事総務事務)

たしかにダンスはストレス解消にも良さそうだが・・・でも、他のスポーツでも良さそうな考えもあるだろう。

来る「第四次産業革命」を前に

スマホやSNSが日常生活の紛れも無い一部になり、我々は以前よりも密にインターネットに結びつくようになった。
また、AI(人工知能)の発達により、産業は今後大きな変化を遂げると言われている。
そんな「第四次産業革命時代」においては、コンピューター技術の原理原則や思考方法、扱い方を学んでおくのは、極めて重要なことだ。
今回の調査では「全員がシステムエンジニアになるわけではない」「好きな人だけが学べばいいと思う」という回答も見られたが、他の仕事についたとしても、コンピューターに関する知見を持っておくのは、決して損なことではないだろう。

【調査概要】
方法:インターネット調査
調査期間:2016年8月2日~2016年8月11日
対象:全国の「自分は教育熱心である」と答えたパパ・ママ111名

こどものミライ