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2017.2.17
2017.2.17

「システムエンジニア」と「プログラマー」の違いパパ・ママの約7割がわからない?

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システムエンジニア(SE)とプログラマー(PG)って、一体どんな違いがあるんでしょうか? その違いをどれくらいの両親が知っているか調査した結果、たった33%に過ぎないと判明・・・
ということで、ここでは、これらの職業の違いをわかりやすく説明します。

プログラマーとシステムエンジニアの違いって一体何なの?

インターネットが日常生活になくてはならない存在となった現代、「プログラマー(以下PG)」および「システムエンジニア(以下SE)」という言葉を多くの人が一度は聞いたことがあるのではないだろうか。しかし、その意味の違いをきちんと説明できる人は、あまりいないかもしれない。
今回、全国の「自分は教育熱心である」と答えたパパ・ママ111名にアンケートを実施した。

【「プログラマー」と「システムエンジニア」の違いはわかりますか?】
・わかる 33.3%
・わからない 66.7%

その結果、「違いがわかる」と答えたのは全体のちょうど3人に1人という結果に。

わからない人の回答を見た結果

では、「違いがわからない」と答えた人はどんな回答をしたのだろうか? いくつか抜粋すると……

・プログラマーはソフトを作る人。システムエンジニアはハードを作る人?(女性/52歳/主婦)
・前者は、ソフトなどを直接作る人で、後者は、パソコンそのものを生業としてる人……かな?いまいちうまく説明できない(女性/53歳/主婦)
・システム設計と制度設計の違い。制度が何なのかは自分でもわからない(男性/52歳/人事総務経理)
・システムエンジニアはトラブルメンテナンス対応能力がある?(男性/48歳/その他)
・コンピューターのプログラムを作る人とそれを使える人(女性/39歳/主婦)

世間的がSEとPGに持つ、漠然とした様々なイメージが浮かび上がってきた。
上の52歳の女性の疑問に回答するのであれば、ソフトウェアとハードウェアの違いは、簡単に言うとゲームの機械本体と、そこに入れるゲームソフト。ソフトウェアがプログラムという、画像や音楽と同等のデータであるのに対し、ハードウェアはそのデータを実行する役割を持つのである。

作業行程からみたSEとPGの違いとは?

前置きが長くなったが、簡単に言うとSEは顧客の要望を聞き出し、システム全体を設計する仕事。PGはSEの支持にもとづき、設計通りのプログラムを組み立てる人です。設計者と施工者、建築士と大工、などと例えればわかりやすいかもしれない。
なお、システム開発の行程はおおよそ以下のような感じ。SEとPG、それぞれの担当部分を見てみよう。
①要件定義(SE)
⇒顧客の要望を聞き、その内容をまとめる
②基本設計(SE)
⇒サーバーやデータベース(DB)、開発言語などを決める
③詳細設計(SE)
基本設計の内容をプログラマーにわかりやすいように設計する
④プログラミング(PG)
⇒プログラミングをしてプログラムを作成する。
⑤単体テスト(PG)
⇒正しくプログラムが動作するか、単体でチェックする
⑥結合テスト(SE)
⇒複数のプログラムを連結させて、チェックする
⑦総合テスト(SE)
本番と同等の条件下でも正しく動作するか、チェックする
PGに比べ、SEは全体のディレクションや顧客との打ち合わせなど、より俯瞰した目線で仕事を行なう必要があるようだ。
アプリやサービスが、いかに数多くの工程を経て世に出ているのかよくわかる。

実際の職場でも境界線は曖昧になっている

このように、SEとPGにはその仕事内容や立場における違いがある。しかし、実際の現場では人手不足ゆえに、SEがPG業務を兼任するなど、仕事の境界線が曖昧になることも珍しくないようだ。
今後、SEやPGという仕事がもっと身近になっていけば、その違いがわかる人も増えていくのだろう。

【調査概要】
方法:インターネット調査
調査期間:2016年8月2日~2016年8月11日
対象:全国の「自分は教育熱心である」と答えたパパ・ママ111名

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