プログラミング教育についての様々な情報やニュースをお届けしている【こどものミライ】ですが、プロキッズ様・for Our Kids様にご協力をいただいて記念すべき、第一回目のイベントを実施したので、今日は、そのレポートを書きたいと思う。
今回のイベント、実は編集部としても、全貌がナゾに包まれていた。実施に向けて、かなりの急ピッチで内容を詰めてくださっていたため、腕輪って???光る魔法って???ってなっていたのだ。
その正体は・・・「micro:bit」だった。
配線なども自分たちでプログラミングすると、「micro:bit」が光る仕組みになっているので、これが、光る腕輪になるというわけだ。
子供たちは、先生が既にオリジナルで制作してくれたカリキュラムをこなしていくと、自然に「入力と出力」「繰り返し処理」「モーターなどの制御」「変数の概念と条件分岐」「通信の制御」が学べるようになっているというもの。基礎が終われば、チャレンジ問題にだって進めるようになっていた。
テキストはチュートリアルなので、比較的わかりやすい。
わからないところがあっても、先生が回りにスタンバイしているので、声をかければ丁寧に教えてくれる。
最初はとまどっていた生徒もいたが、みんな少ししたら、サクサク次に進もうと自ら動いていたので子供の順応力たるや、さすがだ。
子供によっては、課題を黙々とこなしていく子、少し頭の整理として、触ったPETSにはまってしまう子、最初から工作に走る子、など千差万別だ。
わからないところがあれば、先生だけでなく、お父さんから助言をもらってもいいのだ。
少し工作が得意な親であれば、子供が作るものに対し、一緒に作り上げる事も可能だろう。「プログラミング」という言葉を聞くと、どうも親世代はアレルギーを起こしがちかもしれないが、テキストをよく見るとチュートリアルなため、読み込めば最後まで到達することができ、子供と一緒に学ぶことができるのだ。
最終的には、みな、ダンボールで作った宝箱を、プログラミングを用いて開け閉めできる仕組みをつくることができた。
私は、3時間という時間は、もしかしたら時間がありすぎて、子供たちが飽きてしまうのではないかと当初は懸念したが、むしろ時間が足りないくらいだった。家に帰っても、この場でできなかったことをチャレンジしてみたいという問い合わせもあったくらいなのだ。
「プログラミング」=「コードが書ける」ではない。
「プログラミング」」=「論理的思考力を養う」と言われているが、具体的にはきっと、最初のきっかけさえ与えてあげられれば、後は子供が楽しんで遊んでくれるのではないだろうか。
「やってみたい」「面白そう」というワクワクを胸に、子供達がたくさんのクエスト(課題)に挑戦しながら、制限時間内にゴールを目指すという今回のプログラミングイベントでは、自分で作って、遊んで、を繰り返すうちに、自然と新しい自由な学びを得る事ができるのだ。