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2019.2.2
2019.2.2

千葉県市川市立宮久保小学校での「ソビーゴ」公開授業レポート!

この度、千葉県市川市立宮久保小学校にて、小学5年生を対象にプログラミング教育「ソビーゴ」(https://hello-sovigo.com/)を使用した総合の授業を行うというので、潜入してきた。

ブロックやアプリ、フローチャートでプログラミング的思考を育む授業

最初に、コンピュータの仕組みや用語について知る。プログラミングの定義をより実例に沿って、わかりやすく「自動ドア」を例にして話をしていた。次に、ソビーゴブロックを使って、動かし方の練習、その後いよいよアプリを使って、パソコン上で、動きをプログラミングしていった。
みな、与えられたミッションに一つ一つ真剣に取り組んでいる

隣の児童がつまずいていたら、先生に促されるでもなく助言をしている姿も自然とみられた。そして、基礎理解ができたところで、いきなりミッションは難しくなる。

今度は、画面右上の山の頂上をどうやって目指すかというものだ。
まずは、ヒントなしで子供たちにトライさせ、つまずくポイントで、すかさず「繰り返し」の説明を受け、ゴールまでの道のりを各々見つけていた。

タイピングに関しては、スタッフの協力が必要な児童もいたが、きっとみな触っているうちに自然と覚えるようになるのだろう。

ここで終わっては、ただの「遊び」にすぎない。
この「プログラミング」をする作業が、自分たちの日常生活の中で、どう活かされているか?を考えさせるため、目の前のパソコンを使わず、ワークシートを用いて、「条件分岐」の説明を受けながら、今度は「自動販売機」を例にプログラムの命令を作成した。
プログラミングの基礎は、「正確に順序だてる」ことなのだ。

このように、プログラムされているモノによって、私たちの生活が豊かになっていることを、実際の生活と結び付けて考えさせることはとても重要な事だと思う。

ロボットをコーディングで動かしてプログラミング体験をする授業

今度は、いよいよソビーゴロボットをコマンドを使用して動かすことにチャレンジ。

まずは、LEDをつけたり消したり、手や車輪を動かす基本的な動作を体験。その後、プログラムをセーブし、コードを外して、ソビーゴロボットが目標物(サボテン)を回れるプログラムにチャレンジとなった。


プログラムがうまくいったチームのコマンドをみんなで確認

きっと、子供たちの想定していた「5秒間前に進む」と実際の動きには乖離があっただろう。その差を少しずつ埋めていくために、何度も何度も試行錯誤していく時間はあっという間に過ぎていった。

最後に、ソビーゴロボットがこの小学校で活躍するための案をブレスト。
ラインカートを引かせる、マットを敷かせる、手紙を取りに行かせないなど、様々な意見が出そろった。6年生になったら、その発表会を実施するという。果たしてどんな、ロボットが完成するのか、今から楽しみである。

2020年のプログラミング必修化に向けて各校、様々な取り組みがされている中、2016年より子供向けプログラミング教育プロジェクトを推進していて、今回この授業の講師も務めた㈱ワイズインテグレーション取締役の宮澤氏にお話を伺った。
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Q:2020年までに思うことをお聞かせください
A:プログラミング教育に関して、学校の対応は遅れていると思われる中、文科省から言われて学校の先生が独自に実施すると、プログラミング教育の根本的な学びが失われそうで嫌だなと思いました。なぜなら、今までの教え方と先生の役割が若干変わってくるのではないかと思っているので、プログラミング教育は、教科書通りに教えるのとは少し違うものになってくると感じているからです。きっと、このプログラミング教育は、先生にとっては負担でしかないかもしれませんね(笑)。でもだからこそ、キチンと準備して、プログラミング教育とは何なのかをしっかりと理解して実施してもらうことが、私は嬉しいので、我々はこうした出張授業もそうですが、先生向け研修も含めて、リアルな現場を通して、たくさんの事例や実績を作っていき学校を支援したいと思っています。

Q:2020年以降に思うことをお聞かせください。
A:このプログラミング教育が学校教育に浸透していくには、多分、もう3年くらいは、かかると思いますが、プログラミング教育の研究と各学校への推進ができるような支援をこれからもしていきたいと思っています。やはり学校での継続は難しいです。ですので、私達は2017年より東京都教育庁指導部が主導する「企業等と連携したプログラミング教育の推進」事業における連携企業としてプログラミング教育推進校7校を支援しています。支援した学校同士での実例を共有できる場も設けているので、他校のよいところをどんどん自分の学校に持ち帰ってほしいです。

※要参照【東京都教育委員会ホームページ】
http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/school/designated_and_promotional_school/ict/programming_2018-2019.html

Q:ソビーゴのネーミングの由来を教えてください。
A:「あそびごころ」から取りました(笑)
大きく二つ意味がありますが、一つは、難しいと思われているプログラミング教育に関心を持たせたかったので、楽しい意味合いを持ち、なおかつ身近な言葉から選びました。
もう一つは、「プログラミング的思考=論理的思考」は、実は遊びながら育成しているものなので、一番必要なのは「遊び心」だと思ったので、是非楽しんでもらいたいです。
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「ソビーゴのモチベーションのコアな部分は、小学校の教育を受けて、その後社会に出ていった時、その社会で活かせる力を小学校の段階でもつけてほしい」と、宮澤氏は最後をしめくくった。

本取り組みを見ていると、ソビーゴが公教育用として小学校の学びに活かされ、それが当たり前になっていく社会はそう遠くはないのかもしれない。

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