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2019.1.29
2019.1.29

Scratch(スクラッチ)で受験できる!小学生におすすめのプログラミング検定

こどものミライでは、かつてこんな記事を公開していました。

こどもでも取れる!プログラミング系資格一覧(2017.6.6)

この記事の公開から1年7ヶ月、こどものミライの中では根強く人気のある記事なので、最近の資格情報を調べてみました。

当時の記事では「Javaプログラミング能力認定試験2~3級」や「基本情報技術者試験」など合計5つの資格をご紹介しましたが、調べてみたところ小学生向けプログラミングの現在の主流となっているScratch(スクラッチ)の検定が登場していましたので、今回はScratch(スクラッチ)で受験できるプログラミング検定を2つご紹介します。

日商プログラミング検定

「日商プログラミング検定」はその名の通り、日本商工会議所主催の検定試験です。Scratch(スクラッチ)は、この検定のENTRYレベルで扱われるプログラミング言語です。

2019年1月から始まったばかりの「日商プログラミング検定 ENTRYレベル」は、 “初学者向けに、ビジュアル言語を用いた簡単なプログラミングおよびプログラミング的思考を問う”とWEBサイトに書かれているように、Scratch(スクラッチ)を使った簡単なプログラミングやプログラミングに関する知識・思考が問われます。受験資格はありませんので、小学生でも受験が可能です。試験時間は30分、受験料は3,000円、合格基準は知識試験で70点以上となっています。

注意したいのが受験方法です。検定の受験は、日本商工会議所及び各地の商工会議所が決めた会場に足を運ぶ必要があり、自宅での受験はできません。そして、試験は回答だけでなく採点・合否判定も含めてすべてインターネットを用いて実施されます。

日商プログラミング検定特設サイトには、検定の詳細やサンプル問題も掲載されていますので、興味のある人はぜひチェックしてみましょう。

この「日商プログラミング検定」は、今後BASIC(2019年4月施行予定)・STANDARD(2019年4月施行予定)・EXPERT(2019年10月施行予定)というENTRYより上のレベルの試験の施行も予定されています。

ジュニア・プログラミング検定 Scratch部門

「ジュニア・プログラミング検定 Scratch部門」はサーティファイ情報処理能力認定委員会主催の資格試験です。この検定は「Scratch部門」とある通り、Scratch(スクラッチ)のスキルレベルを測る内容になっており、スキルレベルにあわせてEntry(4級)、Bronze(3級)、Silver(2級)、Gold(1級)の4つの級が用意されています。

それぞれの認定基準は公式WEBページにも掲載されていますが、

Entry(4級):

“入門レベルの特定の条件や筋道を用いた論理的思考ができる。また、条件分岐や繰り返しなどのスクリプトを使って、一つまたは二つのスプライトを連動させたScratchプロジェクトを作成することができる。”

Bronze(3級):

“単純な条件や筋道を用いた論理的思考ができる。また、条件分岐や繰り返しなどのスクリプト使って、少数のスプライトを連動させたScratchプロジェクトを作成することができる。”

Sliver(2級):

“基本的な条件や筋道を用いた論理的思考ができる。また、複数の条件分岐や入れ子構造のスクリプトなどを使って、少数のスプライトを連動させたScratchプロジェクトを作成することができる。”

Gold(1級):

“複数の条件や筋道を組み合わせた論理的思考ができる。また、複数の条件分岐や演算、入れ子構造のスクリプトなどを使って、様々なスプライトを連動させたScratchプロジェクトを作成することができる。”

となっています。Scratch(スクラッチ)の 試験方法は、問題文で与えられた条件を満たしたプログラミングをする実技試験となっていますので、各級にあわせてScratchのブロックの役割・使い方をしっかり理解しておく必要があります。

こちらの検定は想定受験対象が小学生となっています。(受験資格に関する規定はなし)試験時間と受験料はそれぞれ、Entry(4級)30分・2,300円、Bronze(3級)40分・2,500円、Silver(2級)40分・2,700円、Gold(1級)50分・2,900円となっています。

ちなみに、Entry(4級)は、2019年3月31日までは無料で受験が可能となっていますが合否の認定がありません。(4月1日以降は合否判定が行われ、合格者には認定証が発行されることになりました。)

合格基準は得点率60%以上です。公式サイトに1:問題文であたえられた条件を満たしたプログラムが組まれていること(条件を満たしていない場合には減点)、2:自由なアイデアが盛り込まれていること(加点対象)と書かれているように、基本スキル+独創性によって採点されることがわかります。

また、一点注意すべきことがあります。こちらの検定は現在Scratch(スクラッチ)2.0を対応言語としています。先日Scratch(スクラッチ)3.0が正式にリリースされましたので、検定に望む際にはScratch(スクラッチ)2.0のオフラインエディターのダウンロードが必要です。

Scratch(スクラッチ)を独学で学ぶこともできる!

ジュニア・プログラミング検定は公式教材が発売されています。

Scratchで楽しむ レッツ!プログラミング ジュニア・プログラミング検定 公式テキスト

検定の各級に応じた章立てになっていて、1冊で検定の全級に対応していていますが、検定対策に限らずこれからScratch(スクラッチ)を学び始めたい方にもぴったりの本になっています。カラフルなデザインでステップごとに画面キャプチャがしっかり掲載されているため、多少文章を読みとばしても先に進める構成となっています。ルビもしっかりふられているので3年生くらいの子でしたら、一人でパソコンに向かい本を読みながら独学することも可能です。

ジュニア・プログラミング検定公式サイトの学習方法のページでは、上記の教材の他にも推薦教材が紹介されていますので、あわせて参考にしてみてください。

低学年の子がScratch(スクラッチ)を始めるときには、保護者の方が一緒にはじめてあげてもいいかもしれません。そんな時におすすめの本もご紹介します。

できるキッズ 子どもと学ぶScratchプログラミング入門

色々なゲームのレシピが載っています。レシピでは、どのようにブロックを組み合わせてプログラミングをするのか、一つ一つの手順が画面キャプチャとあわせて丁寧に解説されています。さらに、各ゲームを作成する過程で学べること、子どもがつまずきやすいポイントをどのように説明すべきかのヒントも載っているので、保護者にプログラミングの経験がなくても、この本を読みながら親子でScratch(スクラッチ)に取り組むことができます。


こどものミライが主催・共催するワークショップでは、初めてScratch(スクラッチ)に触れる子どもにもよく出会いますが、簡単な操作方法や既にあるプロジェクトの改修方法を説明しただけで夢中になって取り組み始める子がほとんどです。Scratch(スクラッチ)によるプログラミングは、ブロックコーディングということで、感覚的にプログラミングができる言語になっています。そのため、プログラミングを勉強するというより、まずはどんなことができるのかを知り、楽しんでプログラミングに取り組むことが必要だと思います。子どもが興味をもっているなら、まずは本を読みながら独学でプログラミングをはじめてみるのもいいと思います。

Scratch(スクラッチ)を独学で楽しんでいるけれど目標がなく発展性が感じられないと感じていたり、これからScratch(スクラッチ)始めるけれどしっかりと学んでいきたいという方は、検定の合格を目標にしてみると、新しい学ぶ楽しみが見つかるかもしれません。

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