私たちの社会は今、かつてない速さで変化を続けています。デジタル技術の進展、産業構造の変革、そして価値観の多様化により、子どもたちを取り巻く環境も大きく変容しています。そんな中、「将来の夢は?」という問いかけに戸惑う子どもたちが増えているという現実があります。
子どもたちの未来の働き方を考える大同生命「どうだい?」の取り組み

このような時代だからこそ、実際の体験を通じて未来への可能性を見出す機会が重要となっています。2024年10月26日、東京都練馬区のIKUSA ARENAで開催された「おしごと体験はどうだい?」は、まさにそのような機会を提供する取り組みとして注目を集めました。大同生命保険株式会社が主催するこのイベントには、首都圏を中心に280世帯・約700人もの子どもたちが参加し、16社の中小企業が提供する多彩な職業体験プログラムに熱心に取り組みました。

会場では、伝統的な和菓子づくりから最新のプログラミングまで、実に幅広い体験の機会が用意されました。有田焼の絵付けや木のスプーンづくりといった伝統工芸、ロボット操作やデジタルアートといった先端技術、さらには動画制作やカメラマン体験など、クリエイティブな職種まで、子どもたちは様々な仕事の世界に触れることができました。
出展社のひとつ、ARFK designは、iPadで作成したデザインをその場で印刷、組み立てを行い、オリジナルタンブラーを作る「デザイン×ものづくり」の体験を提供しました。同社は今回の「お仕事体験はどうだい?」での出展にあたり、「デジタル、複数人の対応可、子どもたちに体験を提供する」という、これからの時代に向けたコンテンツの形を用意し、子どもたちが楽しくデジタルでのお仕事に触れる機会をつくりました。
ARFK designの代表、有福政子さんは「『将来の夢は?』の問いに答えられない子どもたちが増えてきたと感じている。幼少期の体験や、感情を動かされる出来事は『達成感』『褒められて嬉しい』など、強く記憶に残り、その後の職業選択にも影響を与えるものであるはず。今回提供した体験を通して、子どもたちが『クリエイティブ(もの作り)』な世界に興味をもってくれたら大変嬉しい」と語り、また今後について「教育支援に向けての活動は、引き続き力を入れていきたい」とコメントしています。

大同生命は今回、保険の枠を超えて多面的な価値提供を目指す活動の一環として、このイベントを企画し、本イベントを通して、幅広い人々へ”リアルな中小企業の魅力”について理解を深めていただくことを目指しています。
実際に、イベントの成果は具体的な数字となって表れています。同社の事後調査によると参加者の約95%が「また参加したい」と回答し、約70%の参加者と約90%の出展企業が「社会的意義のあるイベント」と評価しています。これらの数字が示すのは、本イベントが子どもたちの心に確かな印象を残し、将来を考えるきっかけとなったという事実です。
また、参加した保護者からは、「こどもたちのキラキラした表情を見て、とても嬉しくなった」「こども自身の仕事への関心の幅を広げる素晴らしい機会」といった声が数多く寄せられました。また、出展企業からも「自社を知ってもらえるいい機会になった」「普段接点を持てない皆さまに情報を届ける機会になった」という評価があり、イベントが双方向的な価値を生み出していることが明らかになりました。
「おしごと体験はどうだい?」は、子どもたちが自分の可能性を発見し、未来への希望を見出す貴重な場となりました。実際の仕事に触れ、プロフェッショナルと交流し、創造の喜びを体験することは、子どもたちの将来の選択肢を大きく広げることでしょう。
この取り組みは、中小企業の活性化と次世代育成という二つの社会課題に同時にアプローチする画期的な試みとして、今後さらなる発展が期待されます。
