NPO法人WRO Japan主催による『第9回 科学技術におけるロボット教育シンポジウム』が2016年7月23日(土)に科学技術館で開催しました。
全国の学校における事例発表から始まり、ETロボコンOBの若いチーフアーキテクトによるLEGO Mindstormを使ったディープラーニング活用事例の基調講演、そして後半は実際にLEGO Mindstormを触わりながらのワークショップまでと、かなり充実したシンポジウムとなりました。
いくつか内容をご紹介させていただきます。
池田 節(帝塚山小学校 校長)、吉川 澄人(帝塚山小学校 理科主任)*敬称略
帝塚山小学校では全学年に「情報科」の授業を設けており、今年度より「プログラミング学習」を3年生から5年生に導入し、
5年生にはロボット体験学習を実施した。
また、2015年度は、Tech Kids Campの指導により「プログラミング教室」を年間3回開講した。
これからの時代をつくる子供たちの可能性を広げるためには、全員が幼少期にプログラミングの世界に触れる機会を持つ必要性を強く感じたと発表した。
発表者:近藤 敦至(岐阜聖徳学園大学付属小学校)*敬称略
岐阜聖徳学園大学付属小学校では情報化を設定し、1年生から週1時間の授業を行う中で、4年生からレゴ社の「マインドストームNXT」を使用した授業を行っている。
マインドストームNXTを使う学習では、自分たちの考えが実際の動きとして現れる。
そのため、考えて修正して確かめるという過程を何度も意欲的に繰り返して出来るよさがあるとのこと。
また、チームとして、iPad-miniでの撮影、パワーポイントを利用したまとめというように役割を作ったことによって、
どの子も積極的に学習できたとのこと。
帝塚山大学現代生活学部こども学科、帝塚山中学校高等学校
中高大の連携により、地域の小学生を対象としたロボット教室は、今年で3回目。
今回は2015年度のロボット教育シンポジウムでも発表した、中高大連携「実践ロボット教室」の発表。
今後も継続して、理科・科学への興味を持ってもらう事により、世界の科学技術の発展に寄与できる人材の卵を育てたいとのこと。
志賀大学教育学部、志賀大学教育学研究院生、埼玉大学教育学部
大学生にLEGO:WeDoを用いてプログラミング教育を実施。
その際に「プログラミング」と「LEGO」という刺激後(単語を抽出)したSD法による大学生のイメージ変化を調査し、その結果を報告しました。
奥田 遼介 株式会社Preferred Networks チーフアーキテクト
車の筐体をLEGO:WeDoにかぶせ、ぶつからないような運転制御アルゴリズムをディープラーニングで構築・実現したという基調講演。
どの取り組みも、基本的に全て「楽しい」「面白い」がベースになっており、
こどもから大人まで、興味を持つと飽きずに楽しめる取り組みとなってました。
遊びから学びという、教育における大切な要素が全て、LEGOを使うことで実現できているという事実は
全国から集まった教育関係者の皆様の関心を強くひいており、充実したシンポジウムとなっておりました。
決勝大会は以下の日程で開催。
興味を持ったか方は、是非お気軽に遊びに来てください!
大会詳細は以下リンクから
■WRO2016 Japan決勝大会
http://www.wroj.org/2016/
日程:2016年9月18日(日)
会場:BumB東京スポーツ文化館
WRO World Robot Olympiad とは?
WROは自律型ロボットによる国際的なロボットコンテストです。
世界中の子どもたちが各々ロボットを製作し、プログラムにより自動制御する技術を競うコンテストで、市販ロボットキットを利用することで、参加しやすく、科学技術を身近に体験できる場を提供するとともに、国際交流も行われます。
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