コラム
COLUMN
COLUMN
コラム
 | 
2025.8.5
2025.8.5

勉強だけじゃダメ?親なら知っておきたい最新調査「CTO Survey 2025」。未来で活躍する子が持つ“挑戦する心”と“見えない宝物”とは

この記事に登録されているタグはありません。    

「うちの子、将来どんな仕事に就くんだろう?」「変化の激しい時代を、生き抜く力をつけてあげたい」
子育て世代の親にとって、こどもの未来は最大の関心事ですよね。

そんな未来を考える上で、非常に興味深い調査結果が、一般社団法人日本能率協会から発表されました。その名も「CTO Survey 2025」。これは、様々な会社の「未来をつくる技術のリーダー(CTO)」たちに、会社の成長のために今、何を一番大切にしているかを尋ねた、いわば「未来の職場からのメッセージ」です。

この調査から見えてきたのは、テストの点数や知識の量だけでは測れない、私たちが家庭で育んであげたい「大切なチカラ」でした。

会社のリーダーたちが本当に求めているのは「チームで未来を創る力」

調査によると、会社の技術リーダーたちが今最も重視しているのは、「会社全体の大きな目標と、自分たちが開発する技術の方向性をしっかり合わせること」でした。

これはつまり、「自分一人でスゴいものを作る」ことよりも、「この技術は、どうすれば世の中の役に立つだろう?」「チームみんなが目指すゴールに、どう貢献できるだろう?」と考え、周りと協力しながら新しい価値を生み出していく力が、何よりも求められているということです。

一人で問題を解く力ももちろん大切ですが、これからの社会では、多様な仲間と対話し、協力しながら大きな目標を達成する力が、ますます重要になっていくのですね。

成功する会社が持つ「見えない宝物」の正体

今回の「CTO Survey 2025」で最も注目すべきは、うまくいっている会社(高成果企業)と、そうでない会社では、大切にしているものが大きく違ったという点です。そのカギは、会社が持つ「見えない宝物」にありました。

この「見えない宝物」とは、一体何でしょうか?調査結果から浮かび上がってきたのは、特に次の2つです。

  1. 「リスクテイクできる挑戦風土」
    これは、言葉を換えれば「失敗を恐れずに、どんどんチャレンジできる組織の空気」です。新しいことに挑戦すれば、失敗はつきもの。しかし、その失敗を責めるのではなく、「よくやった!」「次はどうすればうまくいくか、みんなで考えよう!」と、挑戦そのものを価値あるものとして応援してくれる。そんな文化がある会社ほど、結果的に大きな成果を上げていました。
  2. 「暗黙知・組織知」という、人と人との繋がり
    少し難しい言葉ですが、これは「マニュアルには書かれていない、ベテランの経験からくる知恵」や「チームの『あうんの呼吸』から生まれるアイデア」といったものです。メンバー同士の雑談から生まれたひらめきや、困っている仲間を自然に助けるチームワーク。そうした数字には表れない、人と人との温かい繋がりを大切にしている会社ほど、強い競争力を持っていることが分かりました。

家庭でできる、未来のリーダーを育むヒント

この「CTO Survey 2025」の結果は、私たちの子育てに大きな光を当ててくれます。こどもたちが将来、どんな場所でも自分らしく輝くために、家庭でどんな「見えない宝物」を育んであげられるでしょうか。

  • 「失敗しても大丈夫」という安全基地になる
    こどもが何か新しいことに挑戦しようとした時、「危ないからやめなさい」「失敗したらどうするの?」という心配をぐっとこらえ、「いいね、やってみなよ!」と笑顔で送り出してあげませんか。結果がどうであれ、挑戦したその勇気自体を「すごいね!」と褒めてあげること。親という存在が「絶対に自分の味方でいてくれる安全基地」であることこそが、こどもの「挑戦する心」を育む土台になります。
  • 「みんなでやること」の楽しさと尊さを教える
    一人でパズルを完成させる喜びも素晴らしいですが、これからの社会では、友達と協力して何かを成し遂げる喜びが、より大きな価値を持つようになります。家族みんなで料理のメニューを考えたり、旅行の計画を立てたり、部屋の模様替えをしたり。チームで一つの目標に向かうプロセスを、遊びの中からたくさん体験させてあげたいですね。

未来の社会で求められるのは、決してAIに代替されることのない、人間ならではの温かい心と、困難に立ち向かうしなやかな強さです。
「CTO Survey 2025」が教えてくれた、未来からのメッセージ。それは、「挑戦する勇気」と「仲間と協力する力」という「見えない宝物」を、日々の暮らしの中で、こどもたちと一緒に大切に育んでいこう、ということなのかもしれません。