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2016.12.20
2016.12.20

【こどものミライ企業レポートVol.1】ロボット教育事業にトライする株式会社エーアイエル

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プログラミング教育やロボット教育事業に取り組んでる企業様を「こどものミライ」が独自に取材・インタビューする企画がスタートしました。
その第1回目は、社内スタートアップでロボット教育事業に取り組んでいる、株式会社エーアイエル様をご紹介いたします。

エーアイエル様のロボット事業の取り組みと狙い

当初は社内のイノベーションクラブでの集まりで面白いロボットが自分達で作れたら面白いよね?というところから始まりました。
当初の考えでは自宅にいるペットに餌をやったり監視したりと遠隔操作を想定したロボットを考えていました。
しかし2015年10月~11月頃、日本が2020年にプログラミングの授業を必修課程とすることを目にし、どうせロボットを作るなら子ども達のためになるロボットを作ろう!!
そのロボットを使用して子ども達にロボットが動く仕組みやプログラムの書き方を教えて行こうと考えたのがきっかけです。

現在のプロトタイプに至るまで苦労した点

エーアイエルのロボットチーム内に主にハードウェア部分から考えて作成するメンバー、物事の仕組みなどを包括的に考えるメンバーがいました。
当初のAR-01はある程度、専門性をもったロボットでしたが、メンバーの熱い思いがぶつかりあい、よりよいAR-01が出来ました。
AR-01のキットの中にはブレッドボードが使われているのは、子ども達自身で機能の拡張や改造が簡単にできるように考えた結果、採用されたパーツです。
他社のロボットに比べてシンプルな外見ですが、使用すればするほど愛着が湧いてきます!
今後は、AR-01に着ぐるみなどを用意して可愛らしくする計画もあります。

またAR-01の販売金額(製造コスト)のでも苦労をしました。
他社のロボットの販売金額に比べて、購入して頂けるお客様に、安い!と思って頂けるよう、サーボメーカーやArduinoの取り扱いメーカーと値段交渉を何回も行い、定価をさげることが可能になりました。

子供たちに伝えたいメッセージ

2020年から始まるプログラミング教育。このプログラミングの授業を国語や算数と一緒に嫌いな授業にはしたくない。プログラミングの授業は楽しい授業、物を作り出すこと、物が動く仕組みを知るのは楽しい!と教えて行きたいと考えています。
プログラムというと難しく考えてしまいますが、プログラムは物事を考える思考能力を育てるための授業だと感じています。

今後の展望について

・KORG様のリトルビッツを利用した、物事が動く仕組みのカリキュラム
・PCN様のIchigoJamを利用したBASICプログラムのカリキュラム
・スイッチサイエンス様のArduino、Chibi:Bit、ラピロなどC言語やPythonを利用したカリキュラム

など、幼児から小・中・高校生といった幅広い年齢層にあったプログラムの教育カリキュラムを作成していきます。
また、SONYのMESHなどを使用しAR-01の拡張事例などを作成していきます。

弊社の新規事業の最終ゴール地点は正しいプログラミングを教えることが可能なロボットプログラミング学習塾をゴール地点としています。
既存のロボットプログラミング学習塾は入学金や教材費が高額です。また肝心なプログラムを教える先生がプログラムを理解していない先生が経営されている学習塾が大変多いことが問題にもなっています。
そういった先生を無くし、今までITエンジニアとして長く経験してきたエンジニアが正しいプログラムを組むための考えを教えていきたいと考えています。

クラウドファウンディングにチャレンジ

2017年1月中にAR-01のクラウドファンディングを開始予定です。
クラウドファンディングを通してAR-01が市場に認められるか見極めるための挑戦です。

■問い合わせ先詳細

株式会社 エーアイエル
〒101-0051
東京都千代田区神田神保町三丁目29番地 帝国書院ビル5階
新規事業開発プロジェクト ロボットコミュニケーションチーム
『ロボコミ』ホームページ : http://www.ail-robots.com/
E-mail : [email protected]

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