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コラム

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2018.10.30
2018.10.30

プログラミング好きの小学生が選んだ!無料ですぐに遊べるプログラミング学習サービス5選

現在、スマホやパソコンで学べるプログラミング学習サービスは多数存在しています。でも、どれを選んだらよいのか……と迷ってしまう方もいるでしょう。
そこで、この記事では大人目線ではなく、プログラミング好きの現役小学生が選んだプログラミング学習サービスをご紹介します。

選んだのは、小学4年生になる10歳男子。5歳で初めてのプログラミング学習サービスを体験して以降は自学でプログラミングに触れつつ、現在はプログラミング教室で『教育版レゴ マインドストームEV3』でプログラミングを学び、世界的なロボット大会『WRO』にも挑戦しています。
そんなデジタルネイティブな小学生に、実際に使ってみてよかったプログラミング学習サービス5本をチョイスしてもらいました。

なお、今回は「無料でできる」、かつ「ブロックやロボットなど他の教材は使わずに、アプリ単体で学べる」という条件に合うものから選定しました。

かっこいいゲームがすぐに作れる『MOONBlock』

「MOONBlock」
●UEI
●対応デバイス:パソコン(Windows/Mac)、タブレット、スマートフォン
http://moonblock.jp

プログラミング画面。「リアクション」や「パペット」などの項目から、ブロック型のコマンドを組み合わせて作っていく。右上がゲーム画面で、プレイする時は「スクリーン」ボタンを押すと中央に大きく表示される。
簡単なゲームなら5分ほどで作成できるが、座標指定や変数を使った本格的なゲームを作り込むことも可能だ。

【選んだ理由】

1. ゲームで使えるキャラクターや背景がたくさん用意されている
2. 自分で遊べるゲームがあっという間に作れる
3. 作ったゲームを、友達に教えてすぐ遊んでもらえる

「MOONBlockで一番気に入ったのは、プログラミングしたら、友達にすぐに遊んでもらえるところ。使い方も簡単で、すぐに操作できるようになるところがいい。慣れたら、5分ぐらいでサッとゲームが作れるのがすごい! 背景やキャラを変えれば、他のタイプのゲームにもなるし、たくさんゲームが作れそう。
結構難しくなるけれど、頑張ればインターネットで使えるチャットアプリとか、かっこいいシューティングゲームなんかも作れるようになるみたい。色々なものが作れそうで、これからももっと勉強してやってみたい」

最初に選んだのは、ブラウザベースで利用できるプログラミング学習サービス『MOONBlock』です。プログラミング学習サービスとしては、あまり知られてはいませんが、実はAIなどの開発を手掛けているソフトウェアメーカーであるUEIが作ったプログラミング学習ソフトで、このMOONBlockを用いたプログラミング教室も開催されています。

親目線としては、ブラウザベースのため、機種を問わずできるのが便利。Java Scriptのコードも見ることができるので、子どもが今後も本格的にプログラミングに挑戦するのであれば、将来にも繋げられそうという期待があります。

ゲームのURLやQRコードが表示されるので、友達に教えて遊んでもらうことも可能。UEIが運営している投稿型ゲームサイト「9leap」には、ユーザーがMOONBlockで制作したゲームも多数紹介されています。

大人気マインクラフトでプログラミングできる『Hour of Code』

「マインクラフト Hour of Code」
●Code.org/マイクロソフト
●対応デバイス:パソコン(Windows,Mac)、タブレット
https://code.org/minecraft

マイクラのキャラクター、世界観を活用したオリジナルプログラミング学習アプリ。
ステージごとに出される課題に沿って、プログラミングを行っていきます。

【選んだ理由】

1. マイクラのキャラクターで遊べる
2. だんだん難しくなっていくので、初心者でも遊びやすい
3. 1回ごとのミッションがすぐ終わるから、先に先に進みたくなる

「なんといっても、マイクラで簡単にプログラミングが体験できるのがいいよね。毎回お題が出て、マインクラフトのキャラや羊なんかをプログラミングで動かして解いていく。Scratchみたいなブロックをつなげてクリアしていくタイプで、1回のステージがすぐ終わるから、ちょっとだけやりたい時にもすぐ遊べていいかも。最初は簡単だけど、少しずつ難しくなっていくから、最後は色々と覚えることができそう。
プログラミングを初めてやる人やマイクラの好きな人には向いているけれど、自分でオリジナルのゲームを作りたい人は、他のプログラミング学習サービスがいいと思う」

毎年12月に世界的に開催されているコンピュータサイエンス教育週間「Hour of Code」の一環として開発されたプログラミング学習アプリ。ウェブ上に公開されており、「Hour of Code」以外の期間も、1年中無料で利用することができます。

基本的には、テーマごとに課題が出され、それを解決していくプログラミングを組んでいくもので、プログラミング初心者が気軽に挑戦できるコンテンツです。
マインクラフトの開発者が作っただけあり、マイクラの世界観を楽しみつつ、プログラミングを学ぶことができます。開発者からの動画コメントは、ゲーム開発に憧れる子ども達にとって、とても興味深いものになりそうです。

マインクラフトの開発者が、ここでどんな学習をするのかといった解説をしてくれます。

自分でゲームを書き換えられるのが楽しい「HackforPlay」

「HackdorPlay」
●ハックフォープレイ
●対応デバイス:パソコン(Windows,Mac)
https://www.hackforplay.xyz/

ゲームをクリアするために、ゲーム内のコマンドを自分で書き換えてという、ユニークな手法のプログラミング学習サイト。
小学生向けのプログラミングコンテスト「GPリーグ プログラミングコロシアム」開催を記念して、カプコンの名作アクションゲーム「ロックマン」が登場する特別ステージも登場。

【選んだ理由】

1. ゲームの世界を書き換えて最強になれる
2. サンプルゲームがたくさんあって遊べる
3. 自分でもゲームが簡単に作れる

「これ、すごい! 自分でゲームの世界を書き換えられるのってなかなかないよね。
HPや攻撃力を99999とかすごーく強くして、ゲームをクリアしていくのも面白い。自分で数を書き換えないと、ゲームをクリアできないっていうのが、とにかく珍しい……というか新しい。でも、あまり他のアプリと違って、『プログラミングを組んでいる』って気がしない。
最初のチュートリアルをクリアしたら、今度は自分で作ってみたくなる。RPGに出てくる主人公みたいなキャラとか、スライム、ドラゴン、魔導書、ワープ……とか、とにかくたくさんキャラクターやアイテムがあるから、用意されている材料で、いくらでもゲームを作れそう」

完成しているゲームの数値を書き換えてクリアに導くという、なんともユニークなプログラミング学習方法で、まさに、「遊びながら学ぶ」という好例です。
実際に作られているゲームの中身を見ているような感覚が、子ども達の好奇心を大いにそそってくれます。キャラクターの体力や攻撃力を最大にしたり、敵のボスを弱くしてみたりと、やりたい放題です。ただし、良くも悪くも「プログラミング」をしているという意識は低いため、「自分が今書き換えているのは、どういう意味をもつのか」ということを少し意識させるとよいでしょう。
そのためには、自分でゲームを作成してみるのがおすすめ。一からゲームの世界を作っていくことで、「ゲームがどのように成り立っているか」を実感することができます。

おなじみのファンタジー世界を舞台に、モンスターやアイテムなどのパーツを使い、自分でオリジナルゲームを作ってみよう。

文字やコマンドは一切なし! 直感的に遊べる「ビスケット」

「ビスケット」
●デジタルポケット
●対応デバイス:パソコン(Windows/Mac)、タブレット
https://www.viscuit.com/

インターフェースには、ロゴ以外の文字は一切ない。右側にあるメガネ型のツールを使い、キャラクターに動きをつけたり、2つのキャラクターがぶつかったりした時の動作を設定していく。
キャラクターは、アプリ内のお絵かきツールで作成。絵だけでなく、文字や背景も手描きで作ることができる。

【選んだ理由】

1. 幼稚園の子でもプログラミングができる
2. 自分で描いた絵がすぐ動く!
3. 組み合わせれば結構難しいゲームも作ることができる

「初めてプログラミングしたアプリらしいけれど、5歳の時だからあまり覚えてないなぁ。でも小学生になってから、またワークショップや家でやってみたけど、今も面白い。
自分のかいた魚や飛行機がぐるぐるまわったり、いろんな動きをしたりするのが楽しい。文字をかけば、文字もぐるぐる動くから、自分の名前をかいたりするのも楽しいよね。あと、ワークショップではみんなでテーマを決めて絵を描いて、ひとつの画面に動いていたのが面白かった。
他のアプリと違って、コマンドとかをまったく使わないけれど、そのぶん、自分の考えや工夫が必要になってくる。迷路のゲームでキャラクターがワープする方法を思いついて、うまくいった時は、『やったー!』って気持ちになった」

幼稚園などでも取り入れられている、ビジュアルプログラミングの代表格「ビスケット」。文字を一切使っていないのが特徴で、「メガネ」と呼ばれるツールの左右にそれぞれ動かしたいキャラクターを入れて、アクションを設定します。キャラクターは、「ビスケット」のツールのひとつ、パレット上で手描きし、いくらでも追加することができます。
作りはとてもシンプルなのですが、工夫次第で迷路や落ちものパズルといったゲームなどを作ることが可能です。
初めてプログラミングに触れる子、お絵かきが好きな子であれば、まずはこの「ビスケット」から挑戦してみるのもおすすめです。

サンプルとしても紹介されている迷路ゲーム。背景の迷路ブロックも、パレットで手描きした。ひとつひとつの操作はシンプルだが、多数を組み合わせることにより、色々なゲームや作品を作ることができる。

自分の絵や声をゲームにできる「プログラミングゼミ」

「プログラミングゼミ」
●DeNA
●対応デバイス:パソコン(Windows/Mac)、タブレット、スマートフォン
https://programmingzemi.com/

ブロックタイプのコマンドをつなげてプログラミングする。わかりやすいヒントが用意されているので、初めてでも簡単に進められる。
自分で紙に書いたイラストを撮影し、取り込むことが可能。ツール「魔法の消しゴム」で切り抜き処理も簡単にできる。

【選んだ理由】

1. 自分で書いた絵や自分の声を入れられる
2. サンプル作品がたくさんあって参考になる
3. 初心者からプログラミングをやっている人まで楽しめそう

「写真を選んで、好きなキャラクターを作れるのがすごく便利。自分で紙に書いたキャラクターもゲームにしたりできるのが面白い。絵を写真に撮って、ツールにある『魔法の消しゴム』を使うと、キャラクターだけ切り抜きできるから、いろんな絵を描いて入れたくなる。それから自分の声とかも録音ができるから、すごくこだわったオリジナルのゲームにできる。
プログラミングを組むとき、「てがみ」にあるブロックには「もし、〇〇したら」といった条件がたくさん用意されているのがわかりやすい。
ゲームの見本があって、こんなゲームを作ってみたいという目標になるし、新しく、実際のゲームの見本が追加されて、かなり本格的なゲームまで作れるようになった。算数で覚えたことを色々使うから、燃えてくる!」

おすすめの5本目は『プログラミングゼミ』。ゲームアプリをはじめとしたインターネットサービスを手掛けるDeNAが開発しただけあり、実際のゲームとコラボしたモードもあり、子どもが夢中になる要素が詰まっています。小学校などでも採用されている実績のあるアプリです。

プログラミングゼミの利点のひとつに、アプリ内に写真や声を取り込む機能があり、子ども達が実際に描いた絵などを簡単に取り込むことができます。これによって、自分のオリジナルゲームが作りやすく、作品作りへのモチベーションも上がってきます。
さらに、同社の人気ゲームアプリ『逆転オセロニア』とコラボし、実際のゲームで使われているキャラクターなどの素材を使った本格的なゲーム作りができるようになっています。

DeNAの人気ゲームを題材にした、本格的なプログラミングを学べる『コラボ!逆転オセロニア』も登場。座標や変数、グラフなどを使った内容になっており、小学校高学年でも十分やりがいのある内容になっている。

いかがでしょうか? 紹介した以外にも沢山のプログラミング学習アプリが公開されており、「他にもおすすめがあるよ!」という方もいらっしゃるかもしれません。今回紹介した5本は、あくまで一人の小学生のおすすめということで、参考にしていただければ幸いです。ちなみに、超定番の「Scratch」が入っていない理由を聞いたところ、「もうみんな知っていて当たり前すぎるから」ということでした。

今回紹介したアプリをプレイするには、基本的に大きい画面のタブレットやパソコンでの利用がおすすめです。

スマホにも対応している「MOONBlock」の画面を、液晶サイズ9.7インチのiPad Airと5.8インチのiPhone Xで比較。iPhone Xだとゲームも難なくプレイできるが、プログラミングの文字が小さくなってしまう。

ピックアップされたアプリの特徴を見てみると、「ゲームでプログラミングを学ぶ」ということが、小学生を夢中にさせる大きな要素になっているようです。

しかし、プログラミングで制作できるのはゲームだけではありません。無料のプログラミング学習アプリでも、工夫次第では、日常に役立つツールをはじめ様々なものを作成することができます。とはいえ、最初は子どものモチベーションも上げる意味でも、興味をもっているゲームなどを目指すのもよいでしょう。

ぜひ、色々なアプリを試して、楽しいプログラミング体験をしてみてください!

相川いずみ 相川いずみ