
前回ご紹介した積水化学の社内起業制度「C.O.B.U.アクセラレーター」。実は、この制度から既に素晴らしい成果が生まれています。今回は、C.O.B.U.の具体的な成功事例を通じて、こどもたちに「挑戦することの本当の意味」を伝えたいと思います。
積水化学が開発した高感度センサー「ANSIEL」。このセンサーとスタートアップ企業Rehabilitation3.0社のAI技術が出会って生まれたのが、介護現場を変える画期的なサービスです。
何がすごいのか?
この技術革新の始まりは、積水化学の社員の「このセンサーを介護に使えないかな?」という素朴な疑問でした。
こどもたちへのメッセージ:どんなに小さなアイデアでも、「これ、面白そう!」と思ったら、まず誰かに話してみよう。大人たちも、最初は小さな「もしかして…」から始めているんです。
積水化学のイノベーション推進グループは「イノベーションカタリスト(変革の触媒)」として、社員のアイデアを実現まで1年以上伴走しました。一方で、スタートアップのRehabilitation3.0社は1ヶ月間、介護施設に泊まり込んでデータを集めました。
こどもたちへのメッセージ: 学校のプロジェクトでも、クラブ活動でも、みんなで協力すると一人では絶対にできないすごいことができるよね。大人の世界でも同じです。
このプロジェクトも最初から成功が約束されていたわけではありません。AIの予測精度は最初85%でしたが、試行錯誤を重ねて95%まで向上させました。
こどもたちへのメッセージ: テストで100点を取れなくても、次はもっと良い点が取れるように頑張る。それと同じで、大人たちも失敗しながら、少しずつ良いものを作っていくんです。
C.O.B.U.アクセラレーターの成果
2023年度
2024年度
積水化学のイノベーション推進グループ長のイノベーション鈴木さんは、「直感的な気づきや小さな違和感のなかにこそ、イノベーションの原点がある」と語っています。
これは、こどもたちの日常にも当てはまります。
身近な例
こどもの「なんで?」「どうして?」を面倒がらずに、一緒に考える時間を作りましょう。
うまくいかなかった時こそ、「次はどうしたらいいかな?」と一緒に考える姿勢を示しましょう。
完璧でなくても、挑戦したこと自体を認めて応援しましょう。
積水化学の取り組みは、東京都の「Be Smart Tokyo」プロジェクトにも採択され、社会全体でイノベーションを支援する仕組みの中で花開きました。
これは、こどもたちの教育においても同じです。家庭、学校、地域社会が連携して、こどもたちの「やってみたい!」を応援する環境づくりが大切です。
制度を運営する吉田圭佑さんは、「C.O.B.U.という枠組みがなくても創発や共創が自然に生まれるようになっていく——それが究極のゴール」と語っています。
これは、教育の理想でもあります。いつか、こどもたちが自然に「面白そう!やってみよう!」と思える社会を作ることが、私たち大人の使命なのかもしれません。
積水化学の「C.O.B.U.アクセラレーター」から生まれた介護テック技術は、単なる企業の成功事例を超えて、挑戦することの素晴らしさを社会に示す事例となりました。
こどもたちに伝えたいメッセージ
大人たちが本気で挑戦し、それを社会全体で応援する文化。そんな環境で育ったこどもたちが、きっと素晴らしい未来を創ってくれることでしょう。
一人ひとりの「やってみたい!」という気持ちを大切にし、失敗を恐れずに挑戦できる社会を、大人とこどもが一緒に創っていきましょう。

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