コラム
COLUMN
COLUMN
コラム
 | 
2017.5.19
2017.5.19

スタープログラミングスクールが目指す未来「総務省プログラミング教育実証報告 1」

STAR Programming SCHOOL(スタープログラミングスクール)

次世代を担う子ども達に必要な学び「プログラミング教育」をすべての小学生・中学生・高校生に向けて提供するプログラミングスクールが「STAR Programming SCHOOL(スタープログラミングスクール)」です。代表をしております、斎藤幸輔と申します。
総務省「若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業」にて信越ブロックの新潟県でスタープログラミングスクールが実証事業を行わせていただきましたのでご報告差し上げます。

総務省の「若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業」を新潟で運営

総務省の「若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業」

総務省Webサイトによると事業の目的は以下です。

プログラミング教育は、子ども達の論理的思考力や課題解決力を育てるとともに、ICTに関する基礎的な知識・スキルを身につけさせるものとして、極めて重要です。総務省では、プログラミング教育の低コストかつ効果的な実施手法や指導者の育成方法等を、クラウドを活用しつつ実証し、全国に普及させるべく、平成28年度より「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業に取り組んでいます。

2020年のプログラミング教育の必修化に向けて、課題となるのは教える人材の育成であると思います。主体的・対話的で深い学びを実現するために、プログラミング教育を手段としてその教育の目的を達成するために、そしてそれを全国に広く遍く展開するために様々な地域で様々な団体が実証事業を行ったものです。

世界に発信!地域密着プログラミング学習による新潟市PRプロジェクト

実証校は新潟市立沼垂小学校,新潟市立内野中学校,新潟市立東石山中学校の3校の児童生徒(合計65名)とし、メンター(講師)は新潟医療福祉大学 医療経営管理学部 医療情報管理学科、新潟コンピュータ専門学校の学生(合計39名)を派遣していただいての実施体制とさせていただきました。

新潟でのプログラミング教育体制。継続学習の場も提供

<メンター育成研修内容>

対面でのメンター研修を充分に実施しつつ、いかに子ども達を良くファシリテートするかに焦点を絞る反転型の研修を実現するために教育クラウド・プラットフォームを活用しました。大学・専門学校のプロジェクトと位置付けメンターのスケジュール調整(プロジェクト参加認定)をしていただき、大学生・専門学校生のハイブリッド型のチームメンター体制としています。

新潟医療福祉大学のメンター(初回研修時)

新潟コンピュータ専門学校のメンター(初回研修時)

<プログラミング講座内容>

Scratchの基本操作を個人ベースで学んだ後に、「新潟市をPRするプロジェクトを開発する」というテーマのもとグループワーク及びグループ開発を行いました。また、小学校・中学校共通の教材・カリキュラムとしています。第7回目の発表会には新潟市役所の方々をコメンテーターとしてお迎えした発表会を開催。各校の校長先生、教頭先生にもコメントを頂戴し子ども達の達成感を得られるよう配慮しました。児童生徒の使用する画像データ等は新潟市オープンデータを活用。金子めぐみ総務大臣政務官をはじめ総務省関係者視察の際にも激励のコメントを多数いただき、受講生の満足度も非常に高いものとなりました。
参加した児童生徒たちはグループワークで企画書・設計書・役割分担表・進行確認表などを用いてディスカッションしながら様々なプロジェクトを開発しました。

新潟出身の有名歌手と名産のお菓子を使ったゲーム
https://scratch.mit.edu/projects/134348888/

地元アイドルと名産お菓子の作り方を説明するゲーム
https://scratch.mit.edu/projects/128437768/

新潟のショッピングセンターを舞台にどろぼうを退治するゲームム
https://scratch.mit.edu/projects/128437278/

新潟の米をPRするゲーム
https://scratch.mit.edu/projects/128435396/

新潟の名産を使った対戦ゲーム
https://scratch.mit.edu/projects/128437613/

新潟をPRする障害物ゲーム
https://scratch.mit.edu/projects/128435837/

水と米を合わせてお酒を造るゲーム
https://scratch.mit.edu/projects/132163864/

ぽっぽ焼きのつくり方を紹介するゲーム
https://scratch.mit.edu/projects/127754194/

ぽっぽ焼きをPRするゲーム
https://scratch.mit.edu/projects/132164327/

ぽっぽ焼きをPRするクイズゲーム
https://scratch.mit.edu/projects/134362857/

新潟の食べ物をPRするクイズゲーム
https://scratch.mit.edu/projects/131963201/

新潟の米をPRするゲーム
https://scratch.mit.edu/projects/135164730/

新潟の米をPRするクイズゲーム
https://scratch.mit.edu/projects/131964288/

本プロジェクトのアンケート結果においてほぼ100%の児童生徒が「とても楽しかった・楽しかった」と回答し、特に「困難を乗り越えた先の達成感が楽しかった」「グループワークで協力し合うことの重要性が分かった」など本質的な学びの意義を児童生徒が体感し、自信や達成感を得られたことが大きな成果だと思っています。
またメンター、メンター派遣校、実証校からも継続的な実施の意向を含め非常に前向きなご感想をいただけたことも本プロジェクトが有意義であったことの証左であると考えております。

プログラミング教育メンターの人材バンク化とジュニア・プログラミング検定の有効性を実証

スタープログラミングスクールは、若年層に対するプログラミング教育の普及推進事業 平成28年度 第2次補正予算に連続採択いただき、滋賀大学教育学部附属小学校・静岡大学教育学部附属静岡小学校の2校にて、「シニア層・主婦層(教育実習生、小学校教員及び保護者)をメンターとする地域に根ざした永続的なプログラミング教育メンター人材バンクの発足」「国内初のビジュアルプログラミング検定 ジュニア・プログラミング検定を用いたメンター育成及び子ども達の成長可視化」を目指して再度実証事業を運営させていただきます。
また、スタープログラミングスクールとしても受講生の皆様へご提供差し上げる教育の質の向上に全力を尽くすと共に、パートナー企業様、行政・自治体、学校様等との連携により、より質の高いプログラミング教育を普遍的に提供していけるよう尽力して参ります。

斎藤幸輔