東調布第一小学校において、おはなしづくりiPadアプリ「ピッケのつくるえほん」を使用したオリジナル絵本をつくるワークショップが行われたので、その現場に潜入してみた。
「ピッケのつくるえほん」(https://www.pekay.jp)は、簡単なiPad操作で、絵本をつくることができ、なおかつそれをプリントして紙の絵本にしたり、音声入力もできたりする優れものだ。

午前の部は、保護者や教育関係者を対象とし、「ICTを活用した物語づくり」ということで、ピッケの開発者である朝倉民枝氏と、ICT機器を活用した授業改革、小学校からのプログラミング教育普及に向け、全国行脚している平井聡一郎氏を迎え、講習会を実施した。

朝倉氏は、この、おはなしづくりを通じて、子供の自尊感情を高められるということや、自分で作った物語を自分の声を入力して人に聞いてもらうことで、人への信頼心や内発的動機をつくることができると説明した。
午後は、同小学校に通う小学1年生~3年生を対象としたワークショップが実施された。
まずは、物語づくりへの導入として、カードを引かせて即興でお話づくりをした。弟や妹、お母さんやお父さんなど、それそれが贈る相手を決めて、制作をスタート。


iPadを使うとはいえ、難しいプログラムを組むわけでもないので、子供達はサクサク作業を進めていた。

メンター役となったのは、保護者や同学校の先生、地元のサポーターの皆様方だ。平井氏は、こういったワークショップのメンターをやる上で一番重要な事は、なるべく手を出さないことだという。確かに物語を時間内に作らないといけないという制限もかかるので、どうしても保護者は手を出しがちである。しかしながら、ICT教育最大の観点は、「つくること」が目的ではなく、「考える」事が目的なのだ。
過去に、他のワークショップなどで作られた絵本の数々
私も子供たちと一緒に絵本を作ってみた。iPadでの操作感は全く問題ない。イラストとボタンが何の作業をするものなのか非常にイメージしやすいものとなっている。
iPad上で作成した絵本の展開図をプリントしたもの。今回私は4見開き分の簡単な物語を考えてみた。これを切り取り、背表紙をつけると立派な絵本となる。


今回のワークショップ受講者たちの絵本をプリントしたもの。これを切り取りながら、製本してゆく。

製本が終わった人から、次はいよいよ自分がつくった絵本に音声を吹き込む。立派な動画としてグループのみんなに披露するのだ。みな、思い思いに作成した絵本を発表しあい、ワークショップは無事終了。

プリントしたものを製本する作業が少し大変なようにも感じられたが、子供たちの満足度は非常に高かった様子。まずは、プログラミング教育を強く意識する前に、ICTを活用した教育から始めるというのもよいのではないだろうか。
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