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2021.3.31
2021.3.31

日本財団「子ども第三の居場所みぬま拠点」をさいたま市に開設、全国38拠点目で政令指定都市で初

 日本財団(東京都港区、会長 笹川陽平)は、2016年より、困難に直面する子どもたちが、放課後に安心して過ごせる居場所を提供し、生き抜く力を育むことを目的とした「子ども第三の居場所」を設置・支援している。2021年3月30日に、全国38拠点目、埼玉県内4拠点目、政令指定都市では全国で初となる「子ども第三の居場所みぬま拠点」を開所したことを発表した。開所にあたり、地元J1リーグ 浦和レッズより、選手のサイン入りユニフォームとフラッグを寄贈いただいたとのこと。

「子ども第三の居場所みぬま拠点」設置の背景

拠点が所在するさいたま市見沼区は、広大な「見沼田んぼ」を擁し、美しい田園風景が広がる地域で、近年では市街化が進み多くの公営住宅が作られ、外国人の居住も進む中で、子育て世代の孤立や困難な状況に直面する家庭が増加しているとのこと。この地に開所した「子ども第三の居場所みぬま拠点」は、3つの小学校(大谷小・東宮下小・七里小)から通える場所に位置し、不登校や外国にルーツがあるなどの多様な子どもたちが、地域の多世代の人々との交流を通じて「生き抜く力」を育むことを目指すとのこと。

子ども第三の居場所みぬま拠点」概要

所 在 地:埼玉県さいたま市見沼区
開設時間:月~金 放課後~19時(延長20時まで) ※土日祝は休所
対象児童:小学校1〜3年生、高学年はご家庭の事情により応相談
     ※2021年4月利用予定児童10名(最大25名まで受入予定)
スタッフ:常時6名程度
活動内容:歯磨き等の生活習慣形成、読書活動、学習支援、食事提供 等
運営団体:特定非営利活動法人さいたまユースサポートネット
専有面積:126.86㎡(敷地面積 623㎡)
設備仕様:学習室、リビング、キッチン、オープンスペース、シャワールーム、トイレ 等
コンセプト:
◆子どもの探求心・創造性を刺激する、おもちゃ箱のようなコンテナ建築とオープンスペース
◆サッカーや食育などを通じて、地域の人々と交流・連携しながら共に居場所をつくる
日本財団ジャーナル「多様な人との出会いが子どもたちの未来を拓く「子ども第三の居場所」みぬま拠点」

「子ども第三の居場所」事業概要

日本財団は2016年より、すべての子どもたちが将来の自立に向けて生き抜く力を育むことのできる「子ども第三の居場所」を全国に開設しており、特にひとり親世帯や共働き孤立、発達障害等、各々の置かれている状況により課題に直面している子どもたちを対象に放課後の居場所を提供し、食事、学習習慣・生活習慣の定着、体験機会を提供している。同時に、学校や地域、専門機関と連携し、「誰一人取り残されない地域子育てコミュニティ」のハブとしての機能を担っており、現在全国に37ヵ所(2021年1月現在)設置され、2025年度までに全国500拠点の開設を目指しているとのこと。