2020年2月開催予定の、複数のセンシングテクノロジーを活用し、こどもの「興味・好き・夢中」を可視化するイベントGoSOZO。そのトライアル版として12月に開催されたプチイベント終了後、GoSOZOを主催するGoVisions株式会社 取締役CTO 西晃生さんへインタビューさせて頂き、GoVisionsが構想しているこどもの異才に出会えるテーマパークについても伺ってきました。
(トライアル版GoSOZOプチイベントの様子はこちらをご覧ください。)

センシングした数値データからこども達の興味を測ったことで、普段の表情や声色以外のデータの有効性を実感できました。また、センシングしたデータもリアルタイムで変化していたため、コンテンツ提供時に「こんな反応だったから次はこうしよう」という毎回違う反応をコンテンツ側から行えると考えております。

前職でもエデュテイメント領域に関わっておりましたが、 企業それぞれに提供している良さがあり、それをこども達が、良さを感じて選択していける世界が良いと考えています。むしろ、こういう業界がもっと盛り上がっていったら嬉しいなと思います。その中で私たちGoVisionsは将来的に“テーマパーク”という広い切り口でたくさんの人を巻き込みながら、こども達の未来というのを創造していけたらなと思っています。
こどもの異才に出会えるテーマパークを目指しています。具体的には、こども達にとっては多様なコンテンツを体験することで興味や関心を広げ、好きなことを突き詰めたりすることが出来る場所となり、親御さんにとってはこども達がコンテンツを複数体験することで、親もまだ知らない「その子ならではの異才」を発見できる場所となることです。

“教育”という打ち出しですと、教育感度の高いご家庭のこども達には響くのですが、私たちのやりたい事としてはもっと広い層に、より多く多種多様なこども達にと考えているので“テーマパーク”が1番理想かなと思いました。
2019年の9月に旗揚げイベントとして約800人集めたイベントがあったのですが、2020年2月のイベントでは6000人、企業様でいうと約40〜50社ほどにご協力頂き、いろんな体験ができるコンテンツを予定しています。
例えば、LEGOLAND様にはLEGOを使った普段パーク内でしか体験できない出張ワークショップや、JAL様には自分で組み立てた飛行機がどのように飛ぶのかを飛行シミュレータを使って分析する体験コンテンツを提供してもらいます。
センシングについては、こどもの動作に合わせて投影される映像が変わったりするプロジェクションマッピングをご用意しています。

また、参加されるこども達の中から抽選の上ご依頼となりますが、今回のトライアルイベントのようにヘッドセットとバンドなどを装着してもらい「イベント会場をどうやって回遊したのか?」や「コンテンツを体験している時のリアクションデータ」を、位置情報や生体情報などから取得し、後日、1日のイベントでこども達が感じた内容を分析し、こども達の楽しみ・興味というものをその場でセンシングしながら楽しめるイベントを目指しています。

2月のイベントでは、リアルタイムでの共有はまだ難しいので、後日、分析結果をわかりやすくビジュアライズした状態で親御さんに共有させていただきたいと考えています。
テーマパーク開園の際には、これは理想像ですが、こども達へはその場で、このコンテンツが楽しいのであれば、次こういうコンテンツも面白そうだよといったオススメをするのが1つと、親御さんへはデータをもとに、こども達はこういうことをしているのが楽しいと思っていたので、何かを作り上げるのが好きなのかもしれませんといった特性・個性・異才に気付ける機会を提供していけたらと思っています。
自分自身の経験で、こどもの頃、サッカーがやりたかったのですが親の都合で出来なかったことがあります。そういう時、他の人から「この子には才能があるね」や「少しだけ通ってみない?」という様な、ちょっとした一押しがあったらもしかしたら親の価値観も「ちょっとやらせてみようか?」と変わる事もあったんじゃないかなと。
また、自分の好きな事ならこども達は練習しますし、練習によって今まで出来なかったことが出来るようになり、さらに楽しく挑戦し成長し続ける事が出来ます。
この成長のサイクルを、親の誘導ではなくこども達自身が積極的に回していく事で、こどもの可能性は大人の想像を軽く超えていくと考えているので、異才を発掘していくことはこどもの可能性を拡げる事に繋がりますし、こどもの未来をこども自身が選択して挑戦していける未来になっていって欲しいとも思っています。

はい。ルールの背景には「こどもの創造性を育む」というところになりまして、親御さんが「これはしちゃダメだよ」「これは先にしても良いかもね」など何かを誘導していくことはこどもの可能性に蓋をすることに繋がると思っていますので、2月のイベントでは、親御さんは絶対にこどもの行動に口出ししないというルールで、私たちのロゴを付け加えたマスクを着けて頂く企画を考えています。
子どもの異才を発見できるテーマパークの第一歩となる大事なイベントなので、コンテンツ開発を頑張っていくとともに、こども達の興味が広がる非日常の体験を楽しめるイベントにしたいです。
今回会場のスペースの関係で、来場は抽選となります が、新しい体験コンテンツを多くの子どもたちに体験してもらいたいため、ぜひご応募いただけますと幸いです。

実はこのGoSOZOの”SOZO”には、ギリシャ語で”解放”という意味もあり、こどもが感じている世界の枠を解放して羽ばたいて欲しいという願いも込められているそうです。
筆者もこどもの学習支援に携わっていた時に、様々な親御さんやこども達と出会う中で、こどもの未来を想うあまり、子育ての枠にとらわれ、親御さんがこどもの興味・好き・夢中を制限し、可能性に蓋をしてしまっているなと感じることがありました。
でも、こどもの「興味・好き・夢中」が可視化され、この子にはこんな特性・才能があるのだと知れたら、こどもの未来への不安は希望へと変わり、こどもだけでなく、親も、子育ての枠から解放されるかもしれません。
2月11日、こどもの「異才」探しに出かけてみませんか?
Go SOZO Tokyo2020 Spring 公式サイト
取材協力 / GoVisions株式会社 ※GoVisionsでは只今こどもの「異才」発掘のためのエンジニア・クリエイター仲間を募集中!
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