[教育・社会部門編集部]
2025年8月に行われた横浜市長選挙では、投票率の低さが大きな課題として浮き彫りになりました。この選挙に挑戦した福山敦士氏(36歳)のライブ配信から、子どもたちの政治教育について考えてみたいと思います。
今回の横浜市長選挙の投票率は41.64%と、前回から7.41ポイント下がりました。この現実を受けて、福山氏は「政治に関心を持てるようなコンテンツを提供しなければいけない」と語っています。
「私が学校の講師や大学の准教授もやっているので、そこでしっかりと子供たち、生徒と学生には今回のことを伝えていきたい」と述べ、教育現場での政治教育の重要性を強調しました。
福山氏は2016年から横浜市の学校でビジネス教育を行っており、子どもたちに社会の仕組みを教える活動を続けています。今回の選挙戦を通じて、以下のような気づきを得たと語っています。
配信の中で福山氏は、野球部時代の先輩からの教えを引用し、「先輩に返すんじゃなくて、お前は後輩に奢れ」という精神について語りました。これは教育においても重要な視点です。
「高校生に何かを残さなきゃっていう気持ちがすごく強い。やっぱり後輩たちに渡していきたい」
この思いは、現在の大人たちが次世代の子どもたちに何を残すべきかという問いかけでもあります。
政治への関心を育むために、以下のようなアプローチが考えられます。
地域の課題や学校の問題など、子どもたちにとって身近な事柄から政治の仕組みを教える
模擬選挙や生徒会活動など、実際に「決める」体験を通じて民主主義を学ぶ
情報を正しく判断し、自分の意見を形成する力を育てる
一方的な教育ではなく、子どもたちとの対話を通じて政治への関心を育む
今回の選挙では、横浜市もVTuberを活用するなど投票率向上の取り組みを行いましたが、結果的には前回を大幅に下回りました。
「教育も一つ大事なファクターなんじゃないかなと思ってます。やっぱ政治に関心持てるようなコンテンツを提供しなきゃいけない」
この言葉が示すように、長期的な視点での教育が重要です。
今回の横浜市長選挙は、私たち大人が子どもたちにどのような社会を残すべきかを考える機会となりました。政治への無関心は民主主義の基盤を揺るがしかねません。
子どもたちが将来、積極的に社会参加できるよう、今から政治教育に取り組むことが重要です。それは単に政治の仕組みを教えるのではなく、「自分たちの未来は自分たちで決める」という意識を育てることなのです。
福山氏の「負けてからが勝負」という言葉は、教育においても同様です。一つの選挙結果に一喜一憂するのではなく、長期的な視点で次世代の育成に取り組むことが、真の意味での「こどもの未来」を創造することにつながるのではないでしょうか。